〔22〕 段ヶ峰 倉谷遡上

2006年09月24日


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兵庫県 生野町

8月20日のリベンジ
前回、初めての沢登りに挑んだが、倉谷を遡上するつもりが沢間違いで旗谷を遡上してしまった。
今回は沢間違いを防ぐ為に倉谷の一ノ滝を越えてから入水し、そこから林道までを遡上することにした。

旗谷と全然違った倉谷
旗谷も前半は気持ち良く歩けたが、後半は倒木が多く、沢水がなくなってからは薮扱きとなったが、倉谷は本にも紹介されるだけあって二ノ滝を除けば随分気持ち良く歩ける沢であり、林道まで藪扱きすることも無かった。
二ノ滝は危険
もっと安全な迂回路があるかも知れないが、ロープ補助無しで正面岩峰を登るのは危険過ぎる。登り途中で下を見ると本当に怖いと思ったが下るのはもっと怖いので登りきってしまった。これから登ってみようとの勇気ある御仁も安全にはくれぐれも用心下さいませ。
長い林道歩き
前回の旗谷はもっと長い林道歩きだったが運良く車に拾ってもらった。今回は登山口に駐車している車が2台あったが走っている車とは1台も会わず。しかし、林道は下りだけだし、この季節、涼しくて気持ち良く1時間30分を歩くことが出来た。全工程2時間03分で倉谷遡上を終える。
倉谷、不動尊への林道途中に車を停め、ここから不動尊のある一ノ滝まで林道を歩く。9時26分出発。
11分程、林道を歩けば一ノ滝に着く。ここを登る技量も勇気も無いので、今日は一ノ滝の上からエントリーする。
山登りと違いルート選定をしながらのゆっくり歩きなので息が切れることもなく楽しく歩ける。
虫が居なくて水温も適当で沢歩きには真夏より秋の方が適していることに気付く。
気分良く歩ける滑滝が続く。
滑滝が多く、前回の旗谷と違いこちらの方が沢歩きには向いている。倒木もほとんど無い。
うぅ〜いい感じ。
フェルト底の沢靴は滑ること無く安全だ。
旗谷の様な深い渡りはなく足が濡れるのは膝下までで済んだ。(旗谷は沢歩きには適さない)
小さい落込みで登るには問題ないが、上部が倒木で詰まってしまっているので、ここは左側を迂回する。
岩はしっかりしているが、見た目より足場が小さく足の置き場を探しながらの登りとなる。
42分で核心部の"二ノ滝”に着く。先ずは人柱として年の功の先輩にチャレンジしてもらう。
登り切って滝壺を見る。登り途中、ここから落ちれば怪我では済まないと思ってしまうと、正直、目茶苦茶怖かった。ここを下る勇気は無いので、後は林道まで登り切るしかない。
二ノ滝の上にも連続して滝が続くが、二ノ滝の岩峰登りに比べればちょろいもんである。
57分で”三ノ滝”に着く。ここだけに兵庫山岳会の標識が有り、ここは二俣になっており沢間違いをしない様にの配慮かもしれない。
三ノ滝の正面突破は危なそうなので、右を巻いて登る。
1時間10分で林道に着く。この先も倉谷の沢は続いているが、今日は山歩きはしたくないので、ここで終える。
今日は車を拾うことが出来ず、林道歩きは沢歩きよりも長い1時間30分を要した。今日のカラッとした涼しさは林道歩きも楽しくさせてくれた。途中、段ヶ峰の山頂を望む。今日も沢山のハイカーが登っていることと思う。